離島生活での買出しはどうしているの?
スーパーマーケットも、コンビニもない離島に住む場合、食料や日用品の買出しは少し大変になります。
時間的にも、物理的にも、肉体的にも、、、です。
どのように大変かというと
- 船に乗って最低でも半日がかりで買出しに行くので、時間がかかる。
- 船に乗って行く先も離島なので、選択肢が少ない。
- あらゆるものが離島価格なので、物価が高い。
- 地元産以外のものは鮮度もそこそこ。
- 「醤油切らしちゃった」からといって、すぐ買いには行けない。
などです。
そこで、よく「買い物はどうしてるの?」という質問を受けます。
今日は、その質問にお答えしたいと思います。
【目次】
- 週末に船(とバス)で石垣島のショッピングセンターに買出しに行く
- 毎週木曜日に貨物船で届く生協を利用
- Amazon、ヨドバシ、ビックカメラなどのネット通販を利用
- どうしても必要なときは島内の商店で買えることも
- 野菜、果物、魚などはご近所さんからいただくことも
1. 船で石垣島のショッピングセンターで買出し
竹富町の島々には個人商店しかないので、離島の島民は石垣島に買出しに行く人がほとんどです。
石垣島には沖縄本島や本州から進出してきているお店が揃っているからです。
- スーパーマーケット
- コンビニエンスストア(ファミリーマート)
- スポーツジム
- 100円均一ショップ(ダイソー)
- ホームセンター(メイクマン)
- ベビー用品専門店(西松屋)
- 服飾専門店(しまむら)
- ファーストフードチェーン店(マクドナルド、ケンタッキー、モスバーガーなど)
- コーヒー(スターバックス)
そんな買出しの様子を少し、ご紹介します。
竹富島から石垣のショッピングセンターまでの交通
- 竹富島から石垣島までは船で10分〜15分。船賃は竹富町の離島割で往復380円。
(2020年6月7日現在、朝7時台、午後13時台、夕方17時台の3往復)
→ 船の時刻表についての記事【八重山の離島を結ぶフェリー】
→ 安栄観光・八重山観光フェリーの時刻表 - 石垣離島ターミナルからショッピングセンターまではバスで15分前後、タクシーで10分。
→ バスは路線バス(片道190円)か、サンエーの無料シャトルバス(専用チケットが必要)で行けます。
→ タクシーは離島ターミナルに乗り場あり、街中で呼ぶ場合は便利なアプリDidiがあります。
石垣島で買出しに便利なお店
1〜2週間分のまとめ買いや、大きなものを購入するときには「船積み対応」をしているお店を利用します。
船積みとは
サンエー石垣シティの船積み案内より抜粋
レジで支払いをした後、お店の方が箱詰めをして、希望の船に積んでくれるサービスです。
生鮮食料品は当日の客船で、常温で保存がきく食品や大きなものは翌日以降の貨物船で運んでもらえます。
自分の島の港で、船から荷物をおろしたり、貨物船のコンテナから取り出したりして、車で自宅まで運べます。
船積みの注意事項
・持ち込み品や他店舗の商品は預けることができません。
・賞味期限が切れるもの、引火しやすいもの、割れ物などは預けることができません。
・載せる船の時間帯により受付最終時間があります。
店名 | 船積み対応 | 営業時間 |
サンエー 石垣シティ | ○ | 9:00 – 22:00 |
マックスバリュやいま店 | ○ | 24時間 |
ダイソー | ー | 10:00 – 22:00 |
メイクマン | ○ | 9:30 – 20:00 |
エディオン | ○ | 9:00 – 22:00 |
ドラッグイレブン | ー | 10:00 – 24:00 |
ドン・キホーテ石垣島店 | ○ | 8:00 – 26:00 |
タウンプラザかねひで石垣店 | ○ | 9:00 – 24:00 |
JAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場 | ○ | 9:00 – 19:00 |
山田書店 タウンパルやまだ | ー | 9:00 – 20:00 |
自分の住む島側で船積み荷物を受け取る
竹富港には台車がずらりと並んでいます。
港で受け取る荷物はこの台車に乗せて、車まで運びます。
客船に乗せた場合は、船が到着する時間に合わせて、港に行き、他の方と協力して船から下ろします。
お店の方と、船会社の方の協力で、離島にいても食料や日用品のお買い物ができています。
2. 毎週、貨物船で届く生協を利用
石垣島での買出し以外に、近所の方とグループを作り、生協の通販を利用しています。
特に、下記のようなものは生協で注文しておくと助かります。
- 冷凍食品、アイスなど
- 卵や牛乳、豆腐などの賞味期限が短いもの
3. Amazon、ヨドバシ、ビックカメラなどのネット通販を利用
石垣島や生協では選択肢が限られているため、買うことができないもの、まとめ買いをすると安くなるもの、大きなものなどはネット通販を利用します。
送料が離島料金になってしまうのもありますが、全国一律送料無料のサービスをうまく探して注文します。
4. どうしても必要なときは島内の商店で買えることも
島内には個人商店が数軒あるので、生活必需品や基本の調味料などは購入可能な場合もあります。
5. 野菜、果物、魚などはご近所さんからいただくことも
島内では家庭菜園で野菜や果物を作っていたり、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、島バナナなどがお庭になっている家庭もあります。
魚釣りが趣味の方も多いです。
そんな方から、お裾分けをいただくことがあります。
私はお返しできるものがないので、パンやお菓子を焼いてお礼に渡すようにしています。
もずくやアーサなどは旬の時期にたくさん採っておいて、冷凍庫などで保存しています。
まとめ
上記のように、少し大変ではありますが、離島に住む諸先輩がたが苦労して、買出しできる方法を確立してきてくださっています。
そんな仕組みをうまく使えば、スーパーマーケットもコンビニもない島でも暮らしていけるので、ありがたい限りです。
台風の時などは船も欠航となり、買出しにでられない、石垣のスーパーでも品薄になるなどの状況になりますので、買いだめが必要になります。
そのため、島の方は大きな冷凍ストッカーや冷蔵庫を複数持っているかたも多いです。