沖縄本島 石窯で焼く天然酵母パン – 宗像堂 –

宗像堂

パンは芸術、パンは文化

宗像堂
宗像堂の入り口

パン、チーズ、ワイン… 酵母や菌の生命力で作られるものには、その背景にあるストーリーや作り手の愛情もひっくるめて味わう芸術性や文化が存在しています。
沖縄本島、宜野湾市にある「宗像堂」もそんなパン屋さんのひとつ。
ひとつひとつのパンに、大きなエネルギーを感じることのできるお店が、緑に囲まれたゆったりとしたお庭の先にありました。

個性を発するパンがずらり

宗像堂
人気のパン、素材へのこだわり、熱い想いがPOPからも伝わります。

店内にあるパンの棚には、バゲット、ハード系のパン、ベーグル、フォカッチャなど力強いパンがバラエティ豊富にならびます。
ひとつひとつ、POPをじっくり読んで行くと、お店のこだわりが伝わってきます。
粉も、練り込む素材も、できるだけ地元の、顔が見える生産者のものを使っているのがわかります。
毎日こんなにたくさんパンを焼いているのかと思うと気が遠くなりますが、窯で焼くのは曜日が決まっていて、2〜3日まとめて焼いているのだとか。
朝早くから、手作りの石釜に蒔をくべて焼枯れているパンたち。その石釜も改良を加え、現在5代目とのこと。
今日はちょうど、パンを焼いた日だというので品揃えも豊富でラッキーでした。

お持ち帰り用に選ぶ

宗像堂
人気No.1はバナナ・こくるれ

ハード系のパンが多いので、お持ち帰り用にしても、数日は美味しいままいただけるとのこと。
帰宅したら、食べやすくスライスして冷凍しておいても良いかもしれません。
食べるときに、霧吹きで水を吹きかけ、オーブンで温めるとよいそうです。
沖縄各地のいくつかのお店だけでなく、東京のミナペルホネンのショップ&ギャラリーや福岡のセレクトショップでも宗像堂のパンを曜日限定で購入できるということからも、全国に宗像堂のパンのファンがいることがわかります。

宗像堂

迷いに迷って、バゲット(低温長時間醗酵生地)、サブリナ(ローズマリーと島ザラメ 伊江島全粒粉の生地にサルタナレーズン)など荷物に持てるだけ購入。

イートインでランチ

宗像堂
パニーニ、季節の酵素ジュース、本日のスープ

宗像堂は緑に囲まれた開放的な庭付きの平屋建て。
庭には沖縄に自生する植物が茂り、手作り感たっぷりのブランコが揺れています。
そんなゆったりとした空間で、焼きたてのパニーニをランチにいただきました。

宗像堂
月桃、クワズイモ、ガジュマルなどの沖縄の植物が茂り、心癒される空間。
宗像堂
テラスでランチ。何よりの贅沢。

まとめ

地元の人と話していたら、昔は宗像堂のパンは酸っぱくて、とっつきずらかったと聞きました。
天然酵母のパンに地元の人の舌が慣れていなかったのもあるかもしれません。
宗像堂の店主、宗像誉支夫(よしお)さんの努力でその味が、馴染んできたのでしょう。
沖縄にも天然酵母のパン屋さんが増えていますが、宗像堂がその先駆けとなり、パンの文化が根付いてきたのだと思います。

宗像堂のパンは、オンラインでも購入可能です。
http://munakatado.shop-pro.jp/
3,000円と5,000円のパンのセットで、一度、エネルギー溢れるパンを味わってみてください。

アクセス

宗像堂
住所 沖縄県宜野湾市嘉数1-20-2
電話  098-898-1529
営業時間 : 10:00~18:00 水曜定休
E-mail : enjoy@munakatado.com
http://www.munakatado.com/

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